夜の旅、その他の旅

持ってるレコードとか日常とか。

スフィンクス

末っ子が、「ねー、「はじめは4本足、つぎは2本足、最後は3本足。これは何か」っていう問題って誰が作ったんだろうね?」と遅い朝に聞くので、「スフィンクスでしょ」と軽く答えた。
エエエ?!と驚いているので、あのエジプトのスフィンクスが答えられないやつを食っていたんでしょ?と付け足す。
じゃあ、神話なんでしょ?というので「いーや、あのギザにいるでっかいスフィンクスが、気に入らないとそのクイズを出して間違うと観光客を食うらしいよ」という。
「という事は神話なんでしょ?」と末っ子。
私「だ か ら。あのスフィンクスがクイズを出すんだってば!」
末っ子「じゃあ、どこの神話?羊飼いが考えたの?」

…負けました。もう嘘には付きあってくれない年になったんだね。
11歳だもんね。

はいはい、じゃあ母も以前からどうしてギザのスフィンクスが人を食べるのか疑問に思っていたのでググってみましょう。

ホー。
クイズが好きなのは、エジプトのギザの墓を守る大スフィンクスではなくって、スピンクスと発音するギリシャ神話の女性的な、「縛るもの」の意味を持つ生き物だったんだ。
正解を答えられて身を投げて死んだりとも、オイディプス王に退治されたとも説はあるみたいですが、どっちみち、「女」の嫌なところを一身に背負わされているような役どころです。
ソースはwikipediaなので正しいかどうかは。

そして末っ子の疑問に戻って。
誰がこの問題を考えたかの記述もありました。
ムーサ達の誰からしいです。
要するに、あの、ある意味おぞましい問題はムーサ=ミューズ達が考えたというわけです。
ミューズたちは芸術を司る女神達で、9人いて、分野別に担当しています。

昔は「天文」も芸術分野だったんだね、なーるほど。

でも読んでいて一番、私と末っ子が反応したのは以下の記述でした。
>「これは何か」という謎を出し、間違った者を食べていた。なお、答えずに引き返すことは可能だった。」

エっ?問題出されてわからなかったら引き返せるんだ?
フーン。

スピンクス(という短編)、ミューズのひとりテレプシコーラ舞姫テレプシコーラという長篇)といえばやはり私の敬愛する漫画家の山岸凉子
アラベスク」は今まで何回読んだか分からない。

 今日の発見

fly Jefferson AirplaneのDVDをみていたら、Paul Kantnerの手相が偶然見えてしまった。
あー、やっぱり「マスカケ相」なんだ。
これは頭脳線と感情線が一本になっている手相でそんなに珍しいものではないが、強烈なものを持っている人に多い手相だ。
そして自己の理想を強く実現しようとする人の手相でもある。
それから注目したのは、ハッキリと「反抗線」があったことだ。
これは世間、社会に反抗を続ける人間性を強く現すもので、こんなにはっきり目立つ人は多分なかなかいないと思う。

とかいってシックスティーズのロック偉人の手を見たら結構な確率であったりして。