夜の旅、その他の旅

持ってるレコードとか日常とか。

Thunder and lightning

asadenさんの日記にインスパイアされて。

Thunder&lightningといえば私の大好きなJohn lightning cipollinaとNick thunder Gravenitesのユニット。
1985年、サンフランシスコで楽屋に単独突入してきました(笑)。

Thunderとlightningが逆だったかな?
いやいやジョン・シポリナの空気を切り裂くようなSGサウンドはどう考えても「稲妻」だし、ニックの美声なんだかよく分からないけど確実に正統的なブルースヴォーカルと手堅いギターはやっぱりヘヴィな「雷鳴」で間違いないと思う。

カート・ヴォネガットjrが死んでしまった。
それなりの年だし亡くなっても不思議ではないとは思うけど、あの人のような「アメリカの良心」がいなくなっていくのは不安だ。
だってさ世界一の大国といっても市井の人々はただ単に生まれてきたのが豊かな国だったというだけでしょ。
そしてその豊かさにかくまってもらうために移民する人。
それを動かす(もしくは動かしているつもりの)少数の権力者達。

そんなエトセトラな国(しかも世界に多大な影響力を持つ)に時には警鐘を鳴らす芸術分野での「最高頭脳」たちが年老いて死んでいって、あとはロッキー(スタローンのね。誤解されては困るけど私はあの映画がベスト30に入るほど大好き。だけど単細胞は国を滅ぼすでしょ)とかレーガンみたいな(バカブッシュは問題外)近視眼的マッチョと遠巻きに眺めるオタクの国になっていくんだろうか。いや、もうすでになってるんだろうか。

先人のスピリットを受け継いで草の根的に頑張っている人たちは当然いつの時代もいるんだろうけど、今私が言ってるのはなんというか時代の空気みたいなものについて。
ヴォネガットやジェリーみたいなひとたちが生きているのといないのとでは大違いな気がする。

振り返って日本ではそういう人は誰にあたるんだろう。

話戻ってThunder and Lightningといえば、Chi Coltrane(コルトレーンの娘だっけ?)の名曲があって、大好きな曲。