Chris Whitley 1960-2005

大好きなギタリスト、シンガー、ソングライターのChris WhitleyのOfficial siteにアクセスしたらなんとショックな事に去年の11/20に亡くなっていた。
去年の6月にはニューアルバムのレコーディングも完了したのにそのわずか4ヶ月後の10月に肺ガンが発覚、5週間後には息を引き取ったと言う。

今朝メールチェックをしていたら見慣れないアルファベットの名前がありこういうのはだいたいSpamなので削除しようとした。ところがタイトルにクリスの名前があったので開いたところ限定500枚の7インチの案内だった。よくよく読むと彼の最後のアルバム云々とあるので慌ててオフィシャルへ行ったというわけだ。
このメールの差出人は彼の恋人のSusann Burgerという人で内容からするとセールスプロモーションを引き受けているらしい。
オフィシャルサイトのメルマガに登録して忘れていたのだろうが、このメールがなければまた当分彼の死を知る機会はなかっただろう。

ニューアルバムのタイトルはReiter In。
オーヴァーダブなしの一発録りでクレージーホースにも通じる荒々しいロックンロール。
LPが1/31に発売で、CDが2/28に発売というのも面白い。
一曲目はIggy Poppの「I wannnabe your dog」で2曲目がWilly Dixonの「Bring it on home」。他にFlaming LipsやGary Newmanのカヴァーなんかもやっているけど、やっぱり良いのは彼自身のオリジナル。

1991年のメジャーデビューから通算14枚目というからほぼ一年に一枚の割でリリースしてきたことになる。その間にも精力的にヨーロッパやアメリカ国内でのライヴ活動もしてたようだ。

「いつもメランコリックなものをさがしている」とはクリス本人の言葉。
その通りどんな音楽スタイルをとっていても常にもの悲しいような泣きたいようなそれでいて力強いものをたたえている彼の音楽。そしてそれこそがBlues。

一度で良いからライヴを観たかったです。
素晴らしい音楽をありがとうクリス。

↓動画です。

http://www.chriswhitley.com/media/Pint_of_Lotion.mp4
http://www.chriswhitley.com/media/LWTL.mpg
http://www.chriswhitley.com/media/ScrapyardL.mpg

オフィシャルのDownloadのページ。
http://www.chriswhitley.com/index.php?id=audio