ラザー、死す
スペンサー・ドライデンが死んでしまった。
カッコよかったなあ(ルックスが)。そしてきっとすごくあの時代では新しいドラミングだったに違いない。何だか晩年は薄幸だったみたいだけど、このニュースを聞いて嘆いている人が多いのは幸せなのではないか。
あなたを忘れません。
それにしても冷静なSIDEの私は、ついにジェファーソン全盛期のメンバーから死んだ人が出たなあと思ってしまった。
Jeffersonファミリーはあの時代のバンドにしては不思議な程死人を出していない。
デッドやクイックシルヴァーとくらべて下さい。
デッドなんかはあんまり不吉なので、精神的に弱っていた時聴く事ができなかった(特にブレントのはいっている時期)。
パニック障害だった時に聴けたバンドは、Bon JoviとRolling Stonesだけだった。
症状が軽くなってきた頃(3ヶ月位後)にようやくクラプトンとクリームが聴けるようになり、「平気かも?」と思ってトラフィックをきいたら気持ち悪くなって吐いた(実話)。
Jeffersonなどとんでもなく、複雑な音のバンドは全部駄目だった。
リハビリに聴いていたのはロジャー・マッギン(ファースト・ソロ)とリタ・クーリッジ(Wiskey,Wiskey)。
カントリー系の音はだいたいそういう状態の時優しく響き、マーシャルタッカーバンドなんかはなんとか聴いていた(念のためきけたとか聴けなかったとかいうのは全部自分が好きで買ったレコードです。人に勧められて初めて聴いたとかいうのじゃなく。神経症は本当に深刻で恐ろしいものです。身の回りにそういう人がいたら理解しようと努めてあげて下さい)。
今日の願い
寝る時に寂しいので、1969年頃のポール・カントナーをレンタルしたい。