夜の旅、その他の旅

持ってるレコードとか日常とか。

女でいるという事

CHIKAKO2004-12-06

別にフェミニストを自称した事はない。
特に問題のある家庭に育ったわけではない。

気がついたらパティ・スミスやヨーコ・オノが好きだった。

どうも私が好きになるやつらは世間的にはダメな男らしい(収入如何に関わらず)。
そして私は一人で何でもできるタイプらしい。

にもかかわらず今まで何かしらトラブルが起きると、どうにもならないでしょう、困ってるでしょう、という救いの手を差し伸べてくる人々がいて
非常に感謝しつつも邪魔だった(たとえば50個の物を数えるのにふたりより一人の方がやりやすいという感じ、わかりにくいが)。

ところが今回人生最大のトラブルを抱えているにあたり、
私におせっかいをしてくる人はおろか、行政以外に手を差し伸べてくる人は居ない。
たぶんそれだけ深刻に見えているのだと思うし、実際その通りなのだ。
精神的な助けはネット上の友人や、仕事場で得る事ができるがそれ以外はゼロだ。

そして何という事でしょう、それがものすごく快適なのだ。

快適快適と思っていたが最近、どうも自分が男になってきているような気がして来てふと鏡を見ると、髪が抜けて来ている。
というかハゲてきている。
こんなことではいけない。
婦人科へ行って女性ホルモンを注射してもらおうと思う。
いや本当に。

そして音楽の話。
今朝はジェリーとヨーマのSlide Jamで元気を取り戻したが、
今夜はインディゴガールズばかり聴いている。

バフィ・セイントメリー作の「Burry My Heart In Wounded Knee」のカヴァーは本当に素晴らしい。
いやらしい人はゲイである彼女達とネイティヴ・アメリカンというマイノリティとしての接点として受け取るかも知れないが、マイノリティというものはそんなに単純にカテゴライズされるものではない。
もう一度言う。
マイノリティというものはそんなに単純にカテゴライズされるものではない。

むしろマジョリティに属していると言える人に違和感を感じる。

何だか自分の中に何かの萌芽を感じる。
言葉にずっとしたかったのにできなかったもの。
誰かの名誉のためにずっと気にかけていた事。
インディゴガールズを聴いていると思い出せそうな気がしてくる。