夜の旅、その他の旅

持ってるレコードとか日常とか。

ずっとお城で暮らしてる

CHIKAKO2004-08-27

↑シャーリー・ジャクスンの小説のタイトル。

今の私は生ける屍。迷路の中で居眠り中の魔法使い(女、レベル20位)。

今のマンションは自分で見つけてきたところだけど、まるで要塞の様。
家の使う入り口は全体で4棟あるこのマンション全体のメインエントランスで他に比べるとちょっとだけ豪華で全部で30台以上ある監視カメラを常勤のこうるさい管理人が常時睨み付けている。
1970年代の半ばに住友が建てた建物でそのころから住み続けている住人がヒマにまかせてクレーマーと化しているが、買ったり借りたりしている若い住人も結構多い。
外国人や表札の名字が二つある世帯もチラホラ。
要するに古いのです。
そしてなぜかエレヴェーターが1、5、8階にしか止まらない。ウチは6階なので、引越しの時はそれはそれは大変だった。
駐輪場までも結構あるし、何となく外へ出るのがおっくうだ。

それでも破格の家賃とペットOKなのが素晴らしい。
家の周りは小公園と緑地だらけで、とどめは川まで流れている。
ここらで一番大きい川の遊歩道が敷地内に隣接して通っている訳。
と言っても多摩川緑地のような広大なものではなくコンクリートで固められた川の両端を細い道が通っているだけだけど、いろんな生き物が住んでいる。
例によって特大の色とりどりの鯉もバチャバチャしている。
モズクガニというカニも確認されたらしく、子供のクラスで観察してから放流していた。

ベランダからは大して何も見えないけど、このあたりは東京の野鳥マニアがわざわざ写真を撮りに来るような特殊な場所なので(何年か前にはタカの一種が営巣したらしく話題になっていた)、窓の外を各種のカモやサギなんかが目の高さに飛び過ぎてゆく。

部屋は小さい子供部屋がふたつと6畳の和室、18畳くらいのリビング、6畳くらいの独立キッチンにガンドフルームと呼んでいる素敵な納戸(窓のない部屋)がひとつ。
それなのに引っ越して2ヶ月が経とうとしているのに全然片づけができない。