夜の旅、その他の旅

持ってるレコードとか日常とか。

虫歯なカラダ


何か気になることがあると生活全体がうまくいかなくなってく
る。
ヨガの本で「虫歯のある頭で考えたことは、虫歯のある頭で考
えたことでしかない。
こればっかりは医師にかかるしかない。早く直しなさい」(笑
)というのがあって
歯医者さんがコワくってしょうがない私はガックリ来たんだけ
ど、そんな感じ。
大丈夫、このくらい....と思っていてもジワジワと(虫歯のよ
うに)なにもかもをうまくいかなくさせる。
私は感動しやすいタチなのだが、何かにジーンと来ても「ああ
、いまこういう状況じゃなければもっと素晴らしく感じるんだ
ろうなあ」などと考えてしまう。
何でこう内省的になったかといえば、
家の猫の一匹が一昨日から具合が悪くて吐きまくっていたので
きのう一日絶食させていた。
水を飲んでも吐くようになり、全く食べ物(普段のネコ缶はも
ちろん、ねこミルクも、柔らかくしたドライフードもパンも)
を受け付けなくなったので(水のお皿を恨めしそうに見ている....
飲みたいけど気持ちが悪くてダメなんだろう)今朝の様子を見
て獣医に連れていこうと思っていた。
ところが朝ゴハンの音を聞き付けて階段を降りてくる音がする

欲しそうにしているのでエサをやってみるといつもの倍は遅い
スピードでだけど食べている!
と、そのあとダンナと乱闘になったので姿が見えなくなる。
しばらくして2階へ行ってみると、お日さまを浴びながら窓の
方を向いて座っていた。
テラスへの窓を網戸にしてやると目をランランとさせて外を見
つめていた。
そこまでは普段通りなのだが、そのあとに「ああ、こうでなく
ちゃね!」という表情を浮かべて
チラリとこちらを見た。昨日よっぽど苦しかったんだろう。
で、ああ、小さな幸せを味わうにも土台が大事!と思ったわけ

Vinyl From My Living Room(持ってるレコードを棚の端から
順番に)
このコーナーをコンテンツにまとめないの?と12月にある方に
聞かれて、
ああ、そういえばそんな計画もあったなあ....と思い出し、地
味に作業中。
Rick Danko/Rick Danko (Arista AB4141)
リックのファースト・ソロ。すごいゲスト、すごい曲、すごい
演奏。
ザ・バンドがなくなっても音楽を愛する限り大丈夫、平気さ、
とでもいうようなアルバム。
反論もありましょうが、たぶんザ・バンドのメンバーのソロの
なかで一番素晴らしい出来なのでは....。
Bobby Charlesと共作した3曲を特に愛しています。
それにしてもこの頃のRickって本当に素敵だ.....。
「Sweet Romance」もぜひライヴでやってもらいたかった。