夜の旅、その他の旅

持ってるレコードとか日常とか。

何をわかりきったことを

人に説明するときにあんまり詳細に語りたくない。
わかんないの?このくらい。わかってよ、この言い方で。

ボカすというのではなくて、興味があるのなら訊き返してほしい。いくらでも説明するから。
最初から100%の情報を相手に突きつけるというのが苦手なんだなあ。

これは昔からの悪癖で、思い返せば小学生の時に先生に指摘された気がする。
今でも、たとえば日記やHPのコンテンツをまとめればいいのに…と言ってくださるご意見が結構あるのだが、本音は「めんどくさ!読みたかったら私の言いたいことを見つけて!そこにあるから!」という発信者としては非常に不親切な気持ちだけなのだった。

聞きたくない人に無理に聞かせたくないという私なりの思いやりなんだけど。
そしてわかってくれないひととは話しても無駄…という諦観でもある。
本当は説明すればすごくわかってくれるひとが存在しているのを骨身に沁みて分かってはいるんだけど。

どうもこの性癖は特に最近裏目裏目に出ているようだ。
興味のない人には何にも語りたくない…というのは中学の頃に自分の嗜好を隠そうとして生まれた私なりの処世術なのかもと思い当った。最初は理解を得ようと努力し、そのうち面倒になったというか。
とすれば世の中に数いるオタクの方々もやっぱりひとに説明するのがめんどくさいんだろうか。
世の認識とは多少のずれがあるのかも知れないが趣味人って語りたがらない人種なのかも知れない。