夜の旅、その他の旅

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Dance you way to GOD

死んだら無だ
全ては終わりでなんにもない
死んだあとはなんにもないというのは
普通に考えるとペシミスティックな考えなのだが。
エネルギー保存の法則に乗っ取って考えると、エネルギー体としての人間はどこへ行くのだろう。
肉体は火葬にされて燃えて熱と灰と骨になるわけだが。


人間の脳がつくり出した「魂の行き場」があってしかるべきだ。
やはり一番納得行くのは死んだあとにその魂は然るべき過程を経てひとつのエネルギー集合体に集約され、新たな体に降臨するという考え。

ここでいう魂は生前何をしていたかとか、どんな人間だったかとかは全く関係なく、命を持つ全てのもの、哺乳類やミジンコや植物などの有機物すべてのエネルギー。
前世の記憶なんかは、単なる付属して来てしまった「油鍋のなかの天カス」のようなものなのじゃないかな。

とても素晴らしいじゃないか。
みんなもともと水たまりの中の単細胞生物から分離したのだ。
どんな生き物もみんな。

こんな事を考えたのは16歳くらいの時でそのちょっと前に「人間は確実に死ぬんだ」と気付いて愕然とした。本当に電流が走ったようにガクガクと震えた。
そしてその少しあとに何かの本を読んでいて、「そうか、私たちは結局ひとつのものなんだ」と思い、今度はとんでもない高揚感にさらわれた。

Heartの「Mother Earth Blues」の歌詞はこんな気持ちを歌った歌だ。


Well,
you can have me all the time
Or you can never come my way
But Mother Earth is waiting for you
There's a debt you've got to pay

I don't care how rich you are
I don't care what you worth
You know that when it all comes down
You've got to go back to Mother Earth

You know you may have a million dollars
Or you may drive a cadillac
You may have enough money
To buy anything, ANYTHING you like,
WelI,I don't care how rich you are
I don't care what you're worth

Cuz you know when it all comes down
You've got to go back
You've got to go back to
Mother Earth

You know you shook me, Babe
You shook me all night loooooooong
You know you shook me, Baby
You shook me all night loooooooong
You shook me so hard, Baby.....

そう、いつでもあなたは私とあえるけど
一生カンケーないものどうしかもしれない
だけどマザーアースはあなたを待ち受けている
だってあなたには払うべき借りがあるから

あなたが金持ちかどうかなんてどうでもいい
何を大事にしてるかなんてどうでもいい

だって何もかもが終わりの時には
大地に還らなくてはいけないんだから

そりゃ100万ドルの金持ちになる事も
キャデラックを運転する事もできる
何でも好きなものを買うくらい稼ぐ事もできるでしょう
だけどどんなに金持ちかなんて重要じゃない
そんな価値には興味ない

だってさ何もかもが終わりの時
戻らなきゃいけない
還らなきゃいけないから
あなたを産んだこの大地に

私は本当にヤラれたの
一晩中
わかるでしょ
本当に一晩中
本当に本当に一晩中

最後の「You shuook me」はZeppelinのフリークである彼ららしいお遊びだけど、まったくこのマジな歌を締めくくるのにふさわしいフレーズだ。

だからこそ、「1、2、3、4、シャーラララララLive for today」なのですね。