早く箱から出して！

そしてアルファベット順に並べて、針を落として！
Jあたりのレコード達の叫び。

久々にストーンズの「LET IT BLEED」を聴く。
やっぱり、ミック・ジャガーは悪魔だ。
もともとは単なる音楽好きの青年だったんだろうが、彼は彼の望むものになってしまったんだろう。
今までずっとストーンズのファンの中の頭の悪い人たち、Y.MさんとかT.Gさんとかにこの邪悪さがなぜ伝わるのだろうと不思議だったが、彼らには悪としてではなく悪の皮をかぶった何かかっこいいものとしてしか認識されていないんだろうなと言うのが実感として感じられた。
ピノキオのキツネとネコみたいに、ロバになるまでわからないんだろう。
久しぶりに書く日記がこんな内容では、アタマの心配をされてしまいそうだ。
でも意識的にしろそうでないにしろ、この世には悪というものが厳然として存在するし、このアルバムは超怒級のロックアルバムであると同時に第一級の悪いロックレコードだ。
それでも私はこれからもこのアルバムを聴いていくだろうけど。