夜の旅、その他の旅

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拝啓 ジョン レノン

CHIKAKO2004-05-11

日本のなんとかいうバンド(ほんとは知ってるけど書いてやらない)の「拝啓 ジョン レノン」という歌が大嫌いだ。
ジョン・レノンが好きなんだろうという事もわかるし、
曲に漂うそこはかとないダサさは、当時のロックリスナーが清く正しく、少ない情報のなかでしかし純度は高く海外の音楽を聴いていた、そんなことを想起させなくもない。
だけど私が不快なのは「ジョン レノン、馬鹿な平和主義者!」という部分を始めとした矮小な自己に引き寄せた言い切り。
さてさて、君はジョンについていろいろ読んだり、作品を聴いたり、事によったら、関係者の生のハナシを聞いたりしているかもしれない。

しかしきみがジョンだったら。
あれ以上に彼ができる事があったんだろうか。

あなたがジェリー・ガルシアだったら。
世界はどんなふうに違って見えただろう。


私は自分の仕事を精一杯やってる人が好きだ。
自分の事だけというのではなく、
降り掛かる火の粉を払ったり、敢えて浴びたり。
それが「精一杯」の意味なんだけど。

感想をいうのは建設的だ。
批評には愛がない。

そしてもちろん、私のこの文章には愛はない。