夜の旅、その他の旅

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In Time

CHIKAKO2003-06-06

In Time
Jefferson Airplane普及委員会
第6回 In Time
アルバム「Crown Of Creation(創造の極致)」のA面2曲め。
なんだかいつも思うけど、このアルバムは曲の順番がずいぶんと変わっている。
エーと、普通はA面3曲目っぽい曲とか、B面2曲目っぽい曲とかがありますよね?
そういうのをこのアルバムはあまり気にしてないように思う。
だっていきなり「Lather」だし、それに続く2曲目がこの「In Time」。それに続いて「Triad」だよ。こういうオイシイ曲は、
並のレコードなら散らしておくはず。
このアルバムはエアプレインのレコードの中では、
その地味な内容とウラハラに最も凶暴なものだと思う。
In Timeはポール・カントナーとマーティ・ベイリン(バリンが正しい発音らしいが)の共作としてクレジットされている。
でも訳すために歌詞をじっくりと読んでみて思ったけど、
これは作詞マーティ、作曲ポールだろうなあ。
アコースティック・ギターのリフが60年代のフォークっぽいというか、ストイックでポールらしいと思うんですが。
そしてこのロマンティックな詞は絶対マーティだと思うんですが。
最後の一節は誰が書いたか分からないけど、唐突かつ、とてもエアプレインらしいラジカルさがある。
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In Time
(Paul Kantner/Marty Balin)
Long time since I climbed down this mountain before
Things I’ve seen here make me want to go running home
Lean close put your lips next to my face
Look further on past the surface
Orange, blue, red & green
Are the colors of what I feel
And my mind y’know it starts to reel in time
To know your flesh layin’ by my skin
And I wonder whenever I’m in
Warm, soft, nice & now
Are the word things of what I know
And my body y’know it’s so in time
I see you at the same place that I play
Ah darlin’ tell me what can I say
Dance, sing, sleep& dream
Is the music of what I hear
Among the many things whenever you’re near in time
Come with me my friend
Come on now and take my hand
You can be my friend
Soon be in another country
In Time(Kantner/Balin)
前にこの山を降りてからずいぶん経った
ここで見た事を思うと家に走って逃げ帰りたくなるよ
よりかかって、君の唇で僕の顔に触れてくれ
その触れる過去から未来を読み取って
オレンジ、ブルー、赤に緑
それが僕の感じる色
そして僕の心はくらくらとよろめき始める
君の横たえた体を僕の肌に感じて
その中に入るといつも驚く
暖かく、柔らかく、素晴らしく、今この時ということが
言葉にできる全て
僕の体がちょうどぴったりなはず
前と同じところで君を見かける
Ah,darlin’ 何と言えばいいの
僕に聴こえる音楽は
踊り、歌い、眠り、夢見る事
君がそばにいる時のいろんな事の中で
さあ、一緒に行こう
今、この手をとって
友達になれるはずだ
今すぐに、こことは違う別の世界で