夜の旅、その他の旅

持ってるレコードとか日常とか。

君と僕とプーとMr. Neil

屋根のあるところばかりにいると、屋根のありがた味を忘れるし、
屋根のない生活が想像できなくなってくる。
水道をひねれば水がでてくるところにいると
水なんて大したもんじゃないと思い込みはじめる。
そういう気持ちを矯正するためにハ−ドなキャンプに行くのですが、
最近行ってない。
Jefferson Airplane普及委員会(何だか訳詞コーナーになって来た)
第3回 The Ballad Of You & Me & Pooneil
君と僕とプ−ニ−ルの唄...というヘンテコで魅力的なタイトルのこの曲は
’67年にでたエアプレインの3rdアルバムの1曲め。
ヨーマの強烈なフィ−ドバックから不思議なリズムヘ移行し、
サイケデリックな歌詞に誘われ、このアルバムの世界に引き込まれる...そんな役割の歌。
なにしろ、これぞサイケという歌詞でダブルミ−ニング等もふんだんに使われてると思われるが、
通り一遍でもここまでクラクラする世界が歌われている。
Pooneilはポール・カントナーの2大アイドル、Fred Neilとクマのプーをかけあわせた
造語だと言われている。
B面1曲めの名曲、「Watch Her Ride」とともに、
エアプレインのなかでポールが力を得た事が良く分かる
カントナー節爆発の曲。
  The Ballad Of You & Me & Pooneil
君が鳥なら、とても高く飛ぶ鳥
風に身を委ねてさらわれながら言うだろう
「そここそ今日行きたかったところ」
本当に君に来てもらわなくては
(Grace:あなたがそばに必要)
(Marty:君を招待しなくては)
(Grace:ああ、あなたがそばにいなくては)
僕の心に流れる川を閃いて通り抜ける
春の山のような愛
それが僕が君に感じるもの
(Grace:アルマジ-ill-ill-ill-ロ)
(Marty:アルマジロ!)
君と僕は南へ歩く
そして取り囲む世界の全てを見る
色彩が君以外の全てから僕の視界と心を奪う
君を絶対に呼んでくる必要があると気付いたんだ
(Grace:Aah、あなたが必要になる、そうよあなたを招かなくては)
(Grace:あなたにそばにいてもらわなくては)
(Marty:近くに!ちかくに!)
(Grace:私がどこにいたのか考えるのはやめて)
まわりじゅう人で一杯の時
僕は行く家がある
座って下を行き交う人を眺められるんだ
階段のまんなかは、君と僕について座って考えられる場所
けれど太陽は行き交う人々を照らすだろうか?
月は僕が死ぬ時もまだ、空にかかっているだろうか
(Grace:私が死ぬ時)
僕が死ぬ時、キメてる時、死ぬ時
(Grace:私が死ぬ時)
君が雲なら、空を航海する
空気ほどに青い水の上を
野に立つ僕をみて君はいう
今日の空は緑じゃないかって
(Paul:ああ、緑だ)
(Grace:緑よね)
だけど太陽は行き交う人々を照らしてるだろうか?
僕が死ぬ時、月はまだ空にかかっているんだろうか?
僕が死ぬ時、ハイな時、死ぬ時、死ぬ時、死ぬ時、
死ぬ時に。