夜の旅、その他の旅

持ってるレコードとか日常とか。

うろんな客

...というのは、エドワード・ゴーリー(1925年シカゴ生まれ。2000.4.15没。イラストレーター、作家、絵本作家)の本。
彼の作品に初めてあったのは、「ハヤカワ’s・ミステリ・マガジン」の
1976年12月号。親が定期購読していたHMMを読みあさり始めてしばらくして、
この気味悪い物語を描く人に出会った。
この時読んだ「オードリー・ゴアの遺産」(エドワード・ゴーリーアナグラム?)より更に気味悪く鮮烈な印象を受けたのが「死んだ子供達のABC」。
Aは階段から落ちて死んだAMYのA...というようにZまで延々と違った死に方で
子供達が死んでいくコワーい絵本。
私にとってのゴーリーは今日までこのイメージで凍結していた。
ウチの子達がとても好きそうな作家なのにあまりにコワ過ぎて教えられずにいた。
「うろんな客」は鳥のような獣のような「何か」が
嵐の夜に邸宅に闖入する。
そのながい鼻を壁に押し付けてじっとしていたり、家中のタオルを隠したり、料理と一緒にお皿を食べたり、メチャクチャをするのだが...という話。
この作家についての素晴らしくマニアックなページはこちら。
これが「うろんな客」。