夜の旅、その他の旅

持ってるレコードとか日常とか。

グッゲンハイム美術館展

やっと行く事が出来た、行きたかった美術展。
すごい作品がいっぱい来るというのではMOMA展が記憶に新しいが、あのイヴェントはいただけなかった。
小学生の時に見たモナリザを思い出したよ。
あと上野のパンダ。
ダリの「記憶の固執」とあんな風に対面したくなかった。

その点、グッゲンハイム展はスマートだった。
大好きなエルンスト、キリコ、ダリ、シャガールカンディンスキー、レジェの作品をなめるように見る事が出来る展示方法だった。さあ、みなさん、ならんで、ならんで。
踊り子さんには手を触れないでくださいね。
なかでもカンディンスキーの「青い円」は実物を見るのは初めてで、色彩は全然思っていた物とは違っていて、泣きそうになってしまった。

リキテンステインは結構何点か見た事があったのだけど、何故だか今日はとても素晴らしく思えた。http://www.lichtensteinfoundation.org/frames.htm

「IN」。かっこいい。はまってる。おはいんなさい。
ミュージアムショップで絵葉書を何枚かとルソーのクリアファイルなどを買う。
ダリのかっこいい来年のカレンダーを買うか迷うが、amazonで買えばいいやと思いよしておく。
珍しく展覧会図録も購入。
すぐ出たところのカフェで濃ーいコーヒー。
子供達はケ−キを食べる。
脇の本屋をチラっとみる。
どこにもなかったキリコの画集にくらっとくるが、ものすごく高いのでもちろん買わない。
バックミンスター・フラー(Grace Slickいうところのバッキーだ)の研究書があり、「ああ、たぶん美術手帳に書いてる人と同じ著者だな...」などと思いつつパラパラとめくるが買わない。ものすごく面白そうだったけど、こういう物は古本で買う物だと思っているので。

帰りは渋谷方面には戻らずに原宿経由で帰った。
久しぶりにNHKホ−ルの前を通る。
長女はアルバイトで代々木の体育館に何度も来ているので、こっちが搬入口だよ、とか教えてくれる。
のぞいていると照明がバッと点ったりしていてワクワクする雰囲気。
ああ、いいよねえ、こういうの。
気持ち良い散歩になった。