通り魔とベラマッチャ
Yahooでニュ−スを読んでたら、「だれでもいいから殺そうと思って」他人を殺した(しかも2件め)奴が逮捕された話が出ていた。
赤塚不二夫のレッツラゴンにそういうやつが出て来たのを思い出した。
男「ああ、だれかをメチャメチャに殴りたいなあ」
歩きながらどんどんおかしくなっていく男。
男「ああだれかを死ぬほど殴りたいなあ」
ベラマッチャ(立って歩けて、言語も修得したクマ)が歩いてくる。
男につかまってものすごく酷いめに遭う。
男「ああ、スッキリした。もう死のう。」
男自殺する。
...と何とも救いもオチもない1編だったが、多分、赤塚不二夫は
一種のSFとして当時は書いてたんだろうな(レッツラゴンは’70年頃の作品)。オチがないのがその証拠。
今だったら良くあるじゃん、そんなの、で片付けられそう。
30年の間に世の中は変わってしまったんだろうか。
ああ、また通り魔か...と思わずにいちいち驚かなきゃいけないんだろうか。
でも世間が騒ぐと、注目されたいという理由だけでヒトを殺すやつがまた出てくるし...。
今日聴いたもの
CPR(Crosby,Pevar&Raymond)/Just Like Gravity
シェリル・クロウの2nd
Vinyl From My Living Room(持ってるレコードを棚の端から順番に)
Creedence Clearwater Revival/Creedence Gold(クリーデンス・ゴールド)(LFP-80675)
8曲入りのベスト・アルバム。
アイ・プット・ア・スペル・オン・ユーとかフォーチュネイト・サンが入ってないのが何だけど、好きな選曲。
日本盤で、ものすごく詳しいメンバーのプロフィールが載っているのが笑える(ダグ・クリフォ−ドの身長、体重、瞳の色に何か意味があるのだろうか?)。
CCRはとにかく車に乗っててラジオでかかるとその真価が良くわかる...という種類の音楽。
低く見てるわけではなく、そういうジャンルがあると思っている。ドゥービーとかも。
前にザ・バンドは女には理解できない音楽、というのをどこかでROMったことがあるが、CCRに関してはそうかも知れない。
何となくカヤの外にいるような気がする事がある。すごく好きだけど。