夜の旅、その他の旅

持ってるレコードとか日常とか。

Can’t find my way home??

ずっと日記を書く気がしなかった。というかストレスの多い仕事(クレーム対応)なので何かもう一日の終わりには「ヤンナンチャッタ」という気分でいっぱいで。
そのうえ末っ子が「強迫性障害」で手ばかり洗いまくっているうえに最近はトイレに入るのも大変(どこのトイレでも。汚いから)になってきて、家を留守にするのがものすごく不安だ。特に役には立たないけど良さげな精神科のクリニックを見つけて通っている。西荻にあるので2週間おきに行くのが実は少し楽しみだったりする。末っ子にも中央線刷り込みをしている。
実は今引っ越しをまた考えなければいけない局面にあり、小学生の末っ子以外はみんな西荻荻窪、とにかく中央線寄りに引っ越したいという希望がある。
だけど来年中学生になる末っ子にとってみればまだまだ地元屋友達と離れたくない年齢なんだよね。
自分を振り帰ってみれば、小6の時には4歳から住んでいた小金井を離れるなんて考えられなかった。
一番地元意識の高まる年齢なのかも。その4年くらい後にはさっさとどっかへ行きたいと思っていたものね。
だけどその頃さえ私は中央線沿いの「三多摩」が大好きだった。家出するなら府中くらいがいいかな…とか思っていたものだ。
終の棲家を選べるほどあちこち見て回ってる人生ではないが、国分寺、府中なんかはかなり魅力的。もちろん縁があればアメリカ西海岸もいいけど。
あとは明大前とか代田橋あたりの京王線沿い。
あとは生まれた土地でもある新潟市
車の免許がないのでものすごい田舎は住みたいけど無理だなあ。

今日イヴォンヌ・エリマンを聴いていたら久しぶりにものすごーく歌いたくなってしまった。
誰か70年代のクラプトンいないかな。バックコーラスやりたい。

ハイブリッド

CHIKAKO2008-01-04

初夢はQUICKSILVER MESSENGER SERVICEのライヴを観ている夢だった。
オリジナルメンバーがちゃんと揃っていて、シポリナはSGを弾いていたし、Dinoは整形っぽかったがちゃんと生きていた。やっていたのはたぶんWho do you love。



TVをみていたらガラパゴスのイグアナのハイブリッド種についてやっていた。
海イグアナはアザラシに虐待されながら海藻を牛のように食べる。
陸イグアナは主食のサボテンをよじ登って食べることができず、鳥が落としてくれたり腐って落ちてくるのを待つしかない。爪の鋭さが足りないから。

混血であるハイブリッド種のイグアナは、サボテンによじ登って自らかじりつくことができる。
餌が落ちてくるのを待っている仲間たちにサボテンを落としてやることもできる。
だけど彼は、種の中では孤独なのだそうだ。



サイエンスフィクションの世界ではよくあるキャラクターではある。

先駆者は孤独だ。
エスはハイブリッドだ。
仏陀はハイブリッドだ。
ティム リアリーはハイブリッドだし、
ジェリー ガルシアをはじめとする60'sの音楽偉人はハイブリッドだ
ジャニスも
カート ヴォネガットもハイブリッドだ
ガンジーマザーテレサも。

日本の歴史的武将達やヒトラーだのアレクサンダーだのはただのトリックスターだと思う。


正月の空は昔ほどではないけれど、やっぱりクリアだ。
オリオン座はただ地球のこの地点にいるから見えている形なのだということを忘れてはいけないのだが、やっぱり美しい。
このばらばらに存在する星たちをこんな風に見ることができる今私がいる場所に感謝する一年のはじめ。

Let it be

先週から続く、「帰って寝るだけの生活」の繰り返し。
家事をする暇もなく、娘たちに割り当ててはいるがやはり家は荒れていく。

今日はしばらく続いたハードワーク最終日。最近平均睡眠時間が当社比で50パーを切りそうになっていたが、今日はほとんど寝てないに等しい。
ま、仕事はそれなりに面白いこともある。
家事もおろそかになると荒れた家のせいで気持ちは荒むが、とりあえず死にはしない。

それ以外の私事が私の心を荒らし続ける。

疲れてくると最初は考えがぐるぐる回る。
考えなくっていいようなことが何度も心の隅に浮かび、削除されて消えていく。
だけど頭脳回路はすでに焼きつきかけているのでしばらく経つとまた同じことを繰り返す。
池の端のゴミが浮かんだままどこへもいかないように、存在し続ける未解決な事ども。

本当はそんな事は全然重要じゃない。
全くどうでもいい。

帰りの電車の中で久方ぶりにパニックを起こしかけた。
全身に力が入り、抜ける。
パニックの海に漕ぎ出していきそうになる。
と、突然右上方から私に何かがささやきかける。
「あー前もあったよね、こんな事。なにかマントラっぽい歌を爆音で思い浮かべたらどうかな」
当然これは私自身の心の声。
んーと考え始める。この時点でパニックは吠えていたその口を閉じ始める。
マントラというとすぐに思いつくのはヨーガなどでよく使われる「オーーーーム」と「ハレ クリシュナ」と「南無阿弥陀仏」。
ババ ラム ダス(リチャード アルパート。ティム リアリーのお友達)によれば大変よろしいというお勧めマントラ「let it be」が今日はとてもフィットするので、唱えずに爆音で頭の中で流し始める。

音楽好きならやるでしょう?
聴きたいものが聴けないときに頭の中で「かける」でしょう?
私は一日中やってます。
パニックなんかどっかへいってしまえ。私はもうあなたの相手じゃない。

Johnが大好きだけどPaulだって好きだ。
ゾウサントキリンサンみたいなものだ。
少女の頃は「Johnがほんものでポール何かへっ!」と思い込んでいたような気がするが人間性はともかくミュージシャンとしてはかなり互角に好きだ。

でもPaulって本質に何かメタルなものを持っているよね。
Helter Skelterはもちろん、Maybe I'm amazedなんかもハードロックというよりはメタルに近いものを感じる。
ゴタクですので流して下さい。

ある家庭の祝日(仮)pt.1

今日は祝日。
子どもたちを連れてクルマで近場の遊園地に行った。
午前中早目に家を出てフードコートで適当にお昼を食べ、5時頃には園内の駐車場に向かう。
夕食は夫と子供たちが肉が食べたいというのでチェーン展開の焼き肉店に行き、みんなで8千円くらい食べる。
夫と私はビールの中ジョッキをそれぞれ2杯飲む。
帰り道、子どもたちは眠くなったのかやたらにハイテンションで騒ぎ、夫はイライラしているようだ。
ブレーキが遅いし、言葉にトゲがある。
私も免許がなくはないけどビールを飲んでいることもあって「運転替わるよ」とは言いだせない。



いったい彼はいつから酒を飲んでも運転するようになったのかな?




一瞬そんな考えが浮かんでふと口にしそうになるけど、結局言わない。




遊園地から家まではあっという間だ。
途中私鉄の駅を抜け、普段は結構混んでいる道路をひたすら北上する。
人気のある私立大の付属高校のある交差点をを抜けると車の数はぐっと減る。
あとはずっとまっすぐな道を北上すれば我が家。




子どもたちは、やめなさいって言ってるのに暗い中でDSでゲームをやっている。
助手席からふりかえって私が睨むたびにササっと隠すふりだけするけど、やめる気配はいっこうに無い。
このままじゃパパとおなじ近視は決定ね。彼も暗い中で本を読んでてドのつく近視になったらしいしね。




私が子供たちを振り返っては何度も注意しているうちに夫のカンに触ることがあったらしい。
彼はDVというほどではないがイライラすると暴言を吐くことがある。
「いいじゃねーか?お前の方がよっぽどウルセーんだよ!!」
言われて私も子供もドキッとするが、そんな気持ちを読まれたら夫がさらに荒れるのは経験上知っているのでなんでもなかったように「え、だって子供が近眼になったら困るじゃないよ!?」と軽い口調で言い返す。




「お前ってそういう言い方しかできないのな」と彼。
「一生そうやってひとのせいにしてろよ」
??子供も私も突然の論理の飛躍についていけない。
わかるのはとりあえずあと20分ほどの道程を静かに過ごした方がよさそうだという事のみ。




道は下り坂にかかる。
この坂を下ると右側に結構大きめのスーパーがある。
通路が広くて買い物しやすいし、2階は日用品売り場があるので、子どもたちの下着や靴下、猫の缶詰めなんかを買って行こうかという考えが突然よぎる。





なんといっても今日は車だから何を買っても持ち帰りの心配がない。
最近寒くなってきて、下の子の毛布も今は子供用のジュニアサイズだから大きい毛布に買い替えてやりたい。
ついでに買ってもいいかも。




色々考えている間にスーパーの前の信号で車は止まる。
赤信号で止まっている間に夫に「ねえ、ちょっとそのスーパーに寄っていきたいんだけど」と言う。




彼は何も言わずに突然前の車をかわすように大きく右にハンドルを切り、対向車のいない反対車線に躍り出る。




そのまま交差点に突入して右折し、横断歩道を通行中の初老の女性を轢いた。





彼女の持っていたスーパーの袋は今から行こうとしていた店のマークが入っており、横断歩道の白線上にはみかんや、ペットボトルの緑茶や豚肉やキャベツや缶ビール、つぶれたトマトなんかが散乱していた。
よく見ればうちの猫が食べているのと同じメーカーのキャットフードも放り出されている。
今から私が買おうとしていたのと同じものだ。




荷物は横断歩道に投げ出されているがその持ち主はスーパー側の歩道に5メートルほども戻されている。
生きている時は有り得ない様な形で。
私はすぐに車を降りた。
どう見てももう手遅れだとは思ったが携帯で救急車を呼ぶ。。




夫は車のドアのところで呆然としている。頼りになんねえ奴だ。




彼女は桜木 栄子という名前だった。
私たちが殺してしまうまでは。
もしかして私が彼女だったかもしれない。




フィクションです!

今日観たyoutube。

CHIKAKO2007-09-10

Flying burrito brothers /Christhine's tune

http://jp.youtube.com/watch?v=BITiY8M_oDo
やっぱSneaky Peteはすごすぎる。新しい。
Gramはかわいい。

http://jp.youtube.com/watch?v=E5K92mCfv1w&NR=1
Van MorrisonChieftains。ああ、コメント無し。


Delaney&Bonnie /When the battle is over
http://jp.youtube.com/watch?v=rTUtvx7Ubc0
口パクのようだが、ボニーがいま風にきれい。
こんな風に歌えたら。
それにしてもボビー W氏は村上春樹氏に似ているな。
しかしフロント二人がこんなにいちゃついていたんじゃあとのメンバーはやりにくいだろう。


Evergreen /from the movie A star is born
http://jp.youtube.com/watch?v=rTUtvx7Ubc0
「スター誕生」のリメイクは初めて観た高校生の時は生臭くって嫌だったけど、今見るとすごくいいなあ。
バーブラはやっぱりものすごい歌手だ。
クリストファースンはめちゃくちゃ色っぽい。

Rolling Stones /Anjie
http://jp.youtube.com/watch?v=X8zBq7wmxBQ
これのチャーリー ワッツをうちの娘たちが「きゃー!!」かっこいい、と大騒ぎでした。ミックは「キツイねー」と非常に不評。だよねー。

Emmylou Harris / Gram's death and Hot Band formation
http://jp.youtube.com/watch?v=lvZackpkRRU&NR=1
もしも(グラムが死なずに)続けていられたらというコメントがすべてを物語る。


後は珍しくずーっとJohn Lennonをみています。
この人はやっぱりおもしろいな。
身近にこんな人がいたらやっぱり夢中になってしまうだろう。なんでこんなに得体が知れないんだ?


ROCKって

なんだろ。
こういうことをいうと、ロックに理屈はいらない!とかいう人が必ずいるけど、ロックが進化の過程でいろいろな形をとって来た事を考えると聴き手、プレイヤーが一体何を持ってロックと認識しているのかそのラインがどこかに引けるはずだ。

とりあえずロックミュージックは「決意表明」の音楽だ。
世界を変えたい(TEN YEARS AFTER)、とか俺の青い靴を踏むなとか、君は俺を苦しめる、でも愛してるとか、資本主義の豚は死ねとか。

グレアム ナッシュがホリーズをやめたのは「MOON,JUNE,SPOON」なんてロマンティックな夢想よりも他に歌うべき事を見つけたからだという事だ。

ロックの歌詞に共通しているのは,
I WANT TO

I DONT WANT TO
だろう。
私はこうしたい。
だからこれはまちがっている。

あくまでもこの順番で。

これは間違っている、だからこうすべきだというのはロックとしてみなされる事がすごく難しい。

なぜなら否定は爆発的なエネルギーを生み出すけど、その場限りな事が多い。
生産的な事に必要なのは地道なエネルギーとそれを支える恒久的な情熱だから。

恒久的な情熱はロックと相反さないと思うけど、音楽の持つ「死んでもいい」という多幸感と地道なエネルギー活動はなかなか一緒には成長していかない。

その辺が新世界を音楽の力で創りだせると思っていた60年代のグループのハズしたところなのだろうと思う。

停電中

CHIKAKO2007-07-13

2日ばかり前に漏電遮断器がどうにかなって停電した。朝出勤前に電話して復帰方法を教えてもらい、その日は切り抜けた。が。
また今日、ごはん作ってる途中で落ちました。
今度はダメ。
違う方法を教えてもらい試してみたけど真っ暗なまま。
今日はチキンカチャトラ 通称鶏トマトだったのでフジロック気分でロウソクで食べました。
ああ、早く作業のひと来ないかな。
まあ、次女に言わせると真水が蛇口からじゃーじゃー出るから風呂は入れるし、心配なのは後少しで始まる世界の車窓からだそう。
なんかキャンプみたいで楽しいー。

停電の日の食卓。
写真の鶏トマト、プラス鮭のムニエルとごはんを暗闇でなんとか制作。
暗いと味がよくわからない。